虹いろ薬局

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子ども未来愛ネットワークの『春休み保養プラン』にイチゴなどを差し入れました(2017年04月13日)

3/28 本部職員3名で、渋川青年の家に行き、子ども未来愛ネットワーク岡山の仙田様と福島からの参加者の方へ岡山の新鮮なイチゴ゙と清見オレンジを差し入れました

これは昨年虹いろ薬局を良くする会震災バザー職員食堂等で寄せられたカンパを利用させていただきました。

春休み保養3
春休み保養4

対応していただいた仙田様から保養の状況等を、福島から参加されているご家族からは体験や“今の思い”をお聞きすることができました↓

保養に来て本当に良かった。子供たちに安全な場所でのびのび遊ばせることができた。海岸で砂遊びをしたり、まつぼっくりを拾ったり、当たり前のことが福島ではまだできない状況にある。
遊んでいる時に、子供たちが「これ大丈夫?」と常に聞いてくる。福島ではいつも外にあるものは触らないように注意しているため、子供たちには本当に窮屈な生活を強いていることに気付かされた。同時に本当なら当たり前にできることが放射能の危険によりできなくなってきていることに悲しい思いがした。
福島では、外にある草花などを家に持ち込むことが怖くてできない。外で遊んだあと、服についた砂を玄関前で念入りに落とし、その場で脱いですぐに洗濯をする人もいる。とりあえず、外から家の中に持ち込まないよう注意を払っている。
福島では、6年たって放射能はもう大丈夫だという考えが広まりつつある。逆に、今は危険性を言うと、批判され、復興の方に力を入れるべきだと言われる。
放射能はもう大丈夫だという人と、心配だという人がいて、両者の人間関係に溝ができている。夫婦間でも同じで、意見が分かれればけんかになったりして夫婦仲が悪化したところもある。大丈夫という根拠は全くなく、保養にきている私たちは危険を感じているが、そのような話は職場や地域では全くできない。保養は同じ考えの方ばかりなので、ここでの交流は本当に有意義なものになっている。
これから香川に移住することが決まった。瀬戸内市の保養にきて考えが変わった。福島では県職員で震災から今まで地域のために仕事をしてきた。最初は仕事のこともあり移住は考えていなかったが、夫婦間でいろいろ話し合って決めた。だが、このことは同じ考えの親しい人にしか伝えていない。地域ではなかなか言えない。

事務局の仙田様は、「だれでも自由に自分の思いを言えるようになることが大切。福島の人たちの体験を知ってほしい。カフェ形式で気軽に交流会をしてほしい。」とのことでした。
今回貴重なお話を聞くことができて、何らかの形で交流を具体化したいと思いました。私たちは福島のことを忘れないで、私たちにできることを続けていきたいと思っています

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