こんにちは 虹いろ薬局です
最近はようやく朝、晩は涼しくなってきましたが、日中はまだまだ暑い日が続いていますね
さて、そんな残暑厳しい中、8/23、24と東京で行われた「薬害根絶デー」に参加してきました。
「薬害根絶デー」とは1999年8月24日、厚労省がこれまで起こった薬害事件を反省するとともに、さらなる薬害事件を防ぐ誓いを立てて「誓いの碑」を正面玄関前に建てました。これを受けて、全国薬害被害者団体連絡協議会は8月24日を「薬害根絶デー」とし、毎年国に対して、さまざまな活動をしています。
では薬害と副作用はどう違うの
薬害とは医薬品の有害な作用を軽視、無視した薬の不適切な使用の結果、社会的に引き起こされる人災的健康被害と言う考えが一般的です。副作用は目的としていた作用にともなって現れる身体にとってよくない作用のことです。薬は有効性の方が高いと判断され用いられています。
主な薬害事件としてサリドマイド事件やエイズ事件などがあります
今回は「HPVワクチン薬害訴訟」について被害者の方々の話を聞きました。HPVワクチンは子宮頸がん予防をめざしたものでしたが、健康被害が相次ぎ、現在積極的勧奨を中止されています。にもかかわらず、国と製薬企業は責任を認めず、現在も裁判が続いています
被害者の方は副作用が出たとき、どこの病院に行っても原因がわからず、医師や友人に苦しみを理解してもらえなかったことが一番つらかったと話されていました。薬剤師として患者と真摯に向き合い、副作用などの訴えに耳を傾けていくよう日々業務に取り組んでいきたいと思います