ノロウイルス(感染性胃腸炎・食中毒)対策(2025年10月09日)
こんにちわ!
虹いろ薬局 乙多見店です
年間の食中毒の患者数の約半分は、
ノロウイルスによるものですが、
うち約7割は11月~2月に発生しており、
この時期の感染性胃腸炎の集団発生例の多くは、
ノロウイルスによるものと考えられます。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、
経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、
おう吐、下痢、腹痛、微熱などを起こします。
ノロウイルスは、感染力が強く、
大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。
ノロウイルスの予防
「手洗い」をしっかりと!
特に食事前、トイレの後、調理前後は、
石けんでよく洗い、流水で十分に流しましょう。
「人からの感染」を防ぐ!
家庭内や集団で生活している施設でノロウイルスが発生した場合、
感染した人の便や、おう吐物からの二次感染や、
飛沫感染を予防する必要があります。
「食品からの感染」を防ぐ!
加熱して食べる食材は、中心部までしっかりと火を通しましょう!
→二枚貝等、ノロウイルス汚染のおそれのある食品の場合、
ウイルスを失活させるには、中心部が
85℃~90℃で90秒間以上の加熱が必要とされています。
調理器具や調理台は「消毒」して、いつも清潔に
→まな板、包丁、食器、ふきんなどは使用後すぐに洗いましょう。
熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱消毒が有効です。
⦅官邸ホームページより抜粋⦆
薬の保管について(2025年08月07日)
こんにちは。虹いろ薬局本店です
今年も厳しい暑さが続いていますね
最近、「薬は冷蔵庫に入れた方がいいの?」と
質問をいただくことがあります。
特別に指示のある薬以外は、
高温・多湿、直射日光を避け、
室温(1℃~30℃)で保管することが基本です。
しかし、この時期は室内が30℃を超えてしまうこともあると思います。
室温が30℃を超えたからといって
薬がすぐにダメになることはないですが、
比較的涼しい所に保管するようにしましょう。
冷蔵庫に保管する場合は
ドアポケット等の冷風が直接当たらない場所に入れてください。
冷風が直接当たると、薬が凍ってしまうことがあり、
薬の成分が変化してしまう場合があります。
湿気に弱いお薬は冷蔵庫で保管すると結露によって水分を吸収し、
薬の成分に影響を及ぼす可能性も考えられます

日中の車内は高温になるので長時間置かないようにしましょう。
薬の保管についてわからないことがあれば
お気軽に薬剤師にお尋ねください

夏の皮膚トラブルに注意!(2025年08月07日)
こんにちは 虹いろ薬局倉田店です
今年もじりじりと太陽を感じる暑さですが、
みなさん日焼け対策等はしていますか??

紫外線を浴びすぎると、
皮膚の炎症やしみ、しわ、たるみの原因になります
(泣)
そして紫外線のうち、
皮膚に影響を及ぼすのはUV-AとUV-Bです。
~簡単にご紹介~
UV-A→→皮膚の奥深くまで到達し、しみ・しわ・たるみの原因になる。
UV-B→→皮膚の表面にとどまり、短時間浴びるだけで
皮膚の炎症を引き起こす。骨を強くするビタミンDを作る。
日焼け止めに表示されている、
PAとSPFはそれぞれUV-AとUV-Bの防御効果を示しています。
日焼け止めを買われる際には、ぜひ参考にしてみてください
虹いろ薬局では、敏感肌の方におすすめの
資生堂ドゥーエの日焼け止めがございます
過去に日焼け止めで肌荒れを起こした経験のある方は、
ノンケミカルタイプ(紫外線吸収剤無配合)も
取り扱いがございますので、
気になる方はぜひお問い合わせください


今年の夏も、長そでや帽子、日傘を利用し、
日焼け止めをこまめに塗り直すなどして、
皮膚トラブルを起こすことなく快適に過ごしましょう
夏に向けて感染症対策!(2025年06月02日)
こんにちは
虹いろ薬局本店です
インフルエンザなどの流行病は落ち着きを見せていますが、
今回はこれからの季節、気を付けていただきたいお子様のみならず、
大人でも感染することのある病気について紹介していきたいと思います。
プール熱(咽頭結膜熱)
症状:発熱,のどの腫れや痛み,目やに,目の赤み、吐き気,腹痛,下痢など
原因:アデノウイルス感染
感染経路:咳やくしゃみ、便を介して
※プールで目の結膜から感染することがあります
溶連菌感染症
症状:のどの痛み、熱、体や手足に発疹、舌がイチゴのように赤くなる
原因:溶連菌による細菌感染
手足口病
症状:手,足,口に米粒ほどの水疱性の発疹
口の中にできると,痛みで食事が出来なくなることも
※発熱や下痢,嘔吐をともなう場合もある。
原因:エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなどによる感染
感染経路:鼻汁・唾液や便から
病気にならないために大事なこと
皆さますでにお分かりだとは思いますが、
感染症ではしっかりと予防をすることが大切です。
すなわち、手洗い、うがい、マスクの着用など
ご自身で出来る対策を行ってこの夏を楽しみましょう

薬剤耐性をご存じですか?(2025年02月17日)
こんにちは!虹いろ薬局本店です
皆さんは薬局で、
「この薬は最後まで飲み切ってください。」と
言われたことはありませんか?
感染症に罹った場合に処方される、抗菌薬や抗ウイルス薬。
症状が良くなれば、もう飲まなくても良いのでは?と思い、
服用を途中でやめてしまった経験のある方もおられるかもしれません
■なぜ飲み切る必要があるのか?
症状が良くなっても、体内にはまだ
退治しきれなかった細菌やウイルスが残っている可能性があります。
そのため服用を途中でやめてしまうと、
細菌やウイルスが再び増殖し、症状が再発してしまったり、
他の人に病気をうつしてしまったりすることがあります
また、不適切な飲み方をすると薬に抵抗を示すもの
(これを薬剤耐性菌や薬剤耐性ウイルスといいます。)が出現し、
薬が効きにくくなり、病気も治りにくくなってしまいます
そのため、抗菌薬や抗ウイルス薬は指示された
用法用量通りにきちんと服用し、
症状が改善したとしても、最後まで飲み切りましょう
■もし、飲み忘れてしまった場合は?
気づいた時点ですぐに服用しましょう。
ただし次の服用時間まで間もない時は、1回分を飛ばすこともあります。
2回分を一度に服用することはやめましょう。
副作用が出た場合等は服用を中断することもあります。
服用に困ったことがあれば、医師や薬剤師にその都度ご相談ください